大施餓鬼法要のお知らせ
新緑の爽やかな季節となりました。皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、大昌寺では毎年五月二十三日に八王子周辺の浄土宗寺院の僧侶をお招きし、「大施餓鬼法要」を勤めています。
今年も例年通りに奉修する運びとなりましたので、お知らせ申し上げます。
大施餓鬼法要・日時
5月23日
14時〜法話【本山布教師 佐藤雅彦上人】
15時〜法要【八王子組浄土宗僧侶の皆様】
※お塔婆の申し込みをご希望の檀信徒の方は、
お送り致しましたハガキにて5月15日までにお申し込みください。
一本 4,000円
「施餓鬼会(せがきえ)」は「おせがき」とも呼ばれ、飢えや渇きに苦しむ存在「餓鬼(がき)」に施しをするための法要です。 また、他者への施しによって生まれた〝善い行いの報い(功徳)〟を振り向けて(回向)願うことで亡くなった方々を御供養することを目的としています。
お釈迦さまは「善行をすれば善い報いが訪れる」と説き、善行を強く勧めました。仏教の善行には、生き物を殺さないことや物を盗まないことなどをはじめ、人を褒めたり元気づけることなど、さまざまなものがありますが、他人のために尽くす行動も〝布施〟という善行として奨励されます。従って、餓鬼に対して〝布施〟を行うことも立派な善行とされるのです。施餓鬼会では、それらの功徳を回向することによって、自分の大切に想う亡くなった方々を御供養するのは勿論のこと、同時に、無縁のあらゆる存在に対しても御供養をします。まさに、すべての生命を供養することを通じ、他者に対して思いやりの気持ちを育む場が施餓鬼法要です。
法要にご臨席の際は、亡くなった方々を偲ぶと共に、「布施」の善行を積む心持ちでお手合わせいただけると幸いです。